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もう10数年も前ですが、東京で修行していた頃の夜。
就業時間外も先輩方の仕事から何か盗んでやろうとギラついていました。
作業する師匠の一挙手一投足を見ている弟子。
常に冷静沈着な師匠が「FU★＃
どうやら大切な約束がおありだったようです。
幸運にもそんな背中を見て修行させてもらった私は
このたびSilvetとしての３周年を迎えることが出来ました。
メモリアルな10/1（土）は仕事が終わったら、
灯りを消した工房であぶったイカとギネスとミシンとGSX-Rとしみじみ一杯やって帰ろうかなんて思っていたら、、、
翌日常連様より「3周年おめでとう！」
仕事終わって何もなかったようにスパッと帰っておりました（笑）
約二週間後、出勤する私に妻が「今日の帰宅は何時くらい？」
野暮なことを聞くじゃなぁい と思っていたら、
私の誕生日でした。
てめえのことをすっ飛ばすくらい没頭できるのは素晴らしい事です。
四六時中、今つくっているのアナタしか見えていません。
経営者としては、ね、、、、、、、（＞＜）
そんな感じで、
ホッっとする間もなく3年が過ぎました。
「大海原に泥舟だしてやる」と語った私に盟友がかけてくれた言葉は
「舟じゃなくて平泳ぎだろ！」
「自分、滑走路ないで！あかんで。」
もつ鍋屋閉店後も説教され半泣きでした。
その方は今でも説教をし続けてくれます。
「このクゥオリティで続けれたら2年待ちになるよ！」
当時は何を根拠に！
と思いましたが、決して健全な納期ではありませんが近づいてきています。
相変わらずお金と休みはありませんが（笑）
仕事に困ることはなくなりました。
私にとって毎日革ジャンが縫えるということ程幸せなことはありません。
全てを一人でやってますが、
一人では決してやれなかった3年間でした。
節目節目に恩人が現れる職人人生です。
修行させて頂いた企業様
取引先の皆様
九州一円はもちろん全国各地から走ってきてくださる皆様、
まことにありがとうございました。
いつだって粉骨＆砕身で馬車馬のごとく働けるのは、
家族や握力がなくなるほどの距離を走って来てくださる皆様との約束があるからです。
革ジャン１着、バッグ一個でも世に出したからには、
潰れずにSilvetであり続けることが責任と恩返しだと思っています。
今後とも世界一小さな革ジャン工房を宜しくお願い致します。
Silvet Leather Garments 磯川 正樹（41）
現在型紙製作中、近々の予定です。
★ミヤギ先生 KILLER-JOe
★博多THE格闘家様 KIILER-JOe（TAC）
★ヨコハマ88ブルース様 KILLER-JOe（GOAT）
★奄美兄（弟）様 ZOOEY
2017年受注分より
●SHOULDER BAG（P/F/N）
●HAIKAI-BAG
●CHAPS-PTD
●CHAPS-STD
上記商品は価格を変更（値上げ）させていただく予定です。
３年間で材料（特に皮革）の値上げを２回耐え忍びましたが3回目を迎え、
その他作業効率の見直しなどを踏まえ価格変更せざるをえなくなりました。
何卒ご理解ご協力の程宜しくお願い致します。
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