<< ヨシヒコとイタリアン 2023-12-06 | 田中社長に叱られたい >> 2023-12-31 |
皆様はじめまして。見習いのヨシヒコです。
「革ジャン職人になりたいので修行させてください!」
と、手紙と履歴書を送ったのが数ヶ月前。
11月下旬から本格的に修行が始まり約1ヶ月が経ちました。(本当にあっという間だった…)
仕事は、革の裁断から始まり、生地の裁断、革の縫製、生地の縫製と1日1日が学びの日々でした。
私はレザークラフトと工業用ミシンを少しかじった程度のど素人だったので、
師匠と姉さんに基礎の基礎から教えていただきながら、必死に食らいつきました。
一つ一つの作業に正確さが求められる、まさに職人技。
学べば学ぶほど師匠と姉さんの凄さがわかり、
「本当にこんなことできるようになれるのか…」と言う気持ちと、
「早く2人を追い抜いてやる!」と言う気持ちが同時に湧き起こります。
「磯川さんとの話」
新しい作業を覚える際、最初にその工程の練習をするのですが、
師匠からよく「まずは思うようにやってみて」と言われます。
この言葉が怖い!!(笑)
もちろん正しくやってやるぞ!と思いながら挑戦します。
しかし、だいたい間違っていて、「全然だめ、このブサイクな出来を覚えといて」
と師匠にいじられながら、正しいやり方を教わります。
いつか、師匠に「うん、上出来!」と言わせたい!
ある日、師匠から「関東の洗礼を食らわせてやる」と言われ、
昼食にうどんを食べにいきました。
2人で自転車を漕ぎながらお店に向かう道中、師匠が埼玉の案内をしてくれて、
それが何だか嬉しくて、この背中について行こう!と思いました
(こんなとこで思うな!って師匠からツッコまれそうですね)
ちなみにうどんは真っ黒な汁に馴染みのない味だったので、九州の出汁の効いたうどんが恋しくなりました(笑)
「姉さんとの話」
作業の出来栄えを姉さんに確認してもらうことが多いのでますが、
何度も「これはやり直そっかー」「練習追加だねー」
と言われ、自信をなくしながらも再度挑戦し、
上手く行った時は「できるじゃん」と褒めてくださいます。
アメとムチの使い方が上手い!
さっきまで自信無くなってたのに、嬉しくて口角が上がりっぱなしですよ!(笑)
調子に乗って「今日中に姉さんの縫製に近づきます!」と意気込んだら、
「私がここにきて何年だと思ってるの、数週間のガキには負けません。」
と怒られちゃいました(笑)
真面目にコツコツ頑張って近づきます!
「自分の話」
初日に挨拶に行くと、その時着ていたバ⚫︎ソンの革ジャンを剥ぎ取られ、
「これ着て帰って」とSilvetの革ジャンを渡されました。
初めてのSilvetの革ジャン。
着た瞬間(うわ…今まで着てきた革ジャンと全然違う)と思いました。
昔、磯川さんが着ていたものだったのですが、サイズがピッタリで、それも何だか嬉しか
ったです(笑)
でも、今思うと、クオリティバリバリに拘った革工房に他社の革ジャン着て挨拶に行った
自分は相当ヤバいやつでしたね(お恥ずかしい)
仕事とは関係ないのですが、漢としてもカッコよくなりたいと思い、宮本武蔵の五輪書を
読み始めました。
その中に、
「真剣勝負において負けるということは死を意味する。だからこそ、どんな場合でも勝た
なければならない。
また、実践で役立つように稽古せよ。何事においてもそうである。」
という一説があります。
この言葉を胸に一つ一つの作業を真剣勝負だと思い仕事に取り組んでるんですが、
まだまだミスしてしまいます…(真剣勝負なら何度も死んじゃってますね笑)
千日の稽古を「鍛」とし、万日の稽古を「錬」とす。ひたすら鍛錬を積み重ねます!
「締め」
実は師匠から年末載せるにブログ書いといて言われた時、
よっしゃここで意外な才能見せてやる!と心の中で意気込んでました。
でも、実際書いてみると意外と難しくて、師匠に実力見せつけられたかわかりません(笑)
まだまだ未熟者ですが、早く一人前になってみなさまに最高の革ジャンを作れるように
来年もがばい頑張ります!
今年もお世話になりました。
皆さま良いお年をおむかえください。来年もよろしくお願いいたします。
よしひこ(24)
<< ヨシヒコとイタリアン 2023-12-06 | 田中社長に叱られたい >> 2023-12-31 |
TOP
HOME
PRODUCTS
MEISTER QUALITY
CUSTOM & GUARANTEE
LEATHER MATERIAL
BLOG
CONTACT
Copyright © 2013 Silvet Leather Garments All rights reserved
Design